ビッグダディ 奄美大島への引っ越し代出してもらった 番組密着の経緯明かす
ビッグダディことタレントの林下清志(51)が26日深夜にテレビ東京系で放送された「じっくり聞いタロウ~スター近況報告~」(木曜深夜0・12)に出演し、テレビ朝日系で放送された「痛快!ビッグダディ!」に出演した経緯を明かした。番組スタッフから5年にわたって出演オファーがあったという。
同番組は2006年~13年まで放送。回を追うごとに視聴率が上がり、林下や美奈子が芸能界と関わるきっかけとなった。MCのネプチューン名倉と次長課長の河本が、密着取材を受けた経緯について尋ね、謝礼の有無についても質問した。
林下は出演料について、「ないですよ」と否定。「あれは8年やってるんですけど、後半の2年はもらいましたけど最初はなかった」と述べた。名倉がなぜ密着を受けたのか尋ねると、林下は「5年くらい説得されてたんです」と経緯の詳細を話し始めた。
当時、林下は借金を抱えていたそうで、返済のために岩手を出て東京で働いていた。返済が終わって岩手に戻ると市町村合併の大波を迎えていた。林下が住んでいた村の高校も合併されることになった。林下には高校生の子どもが3人いて、合併となると30キロ離れた高校に通わなければならなくなる。交通費を考えると引っ越すほうが良策だった。
その時もオファーがあったそうで、林下は「無理。引っ越すからそんなこと考えられない」と断った。しかし、番組スタッフは「じゃあ、その引っ越しを番組にさせてほしい」と提案してきた。
やり取りの末、林下がかねて温暖な地域で暮らしたいとの望みをスタッフに話していたことから、奄美大島への引っ越し案が持ち上がり、費用を番組側が負担する代わりに密着することを林下が認めるということで落ち着き、実際にテレビ番組となった。