NHK新会長は「ブラタモリ」ファン 「違った角度から町の紹介」

 NHKの上田良一会長が2日、定例の会長会見を開いた。1月25日に籾井勝人前会長の後を受けて就任したばかりだが、自身が興味のある番組に人気バラエティー番組「ブラタモリ」(土曜、後7時30分)を挙げた。

 毎朝4時に起床し、NHKの番組録画設定をするのが日課だという上田会長。「ブラタモリ」については「違った角度からそれぞれの町の紹介があって、私もだいたい全国のいろんなところに行っていますけど、ブラタモリを見ると「あーこういう風にできているのか」と(思う)」と感心していた。普段見慣れている町の歴史や、今は見えなくなった川や町並みについて掘り下げる内容は、タモリの気取らないトークも合わさり視聴者からも高評価を得ている。

 ほかに国内に53ある放送局が制作しているドラマや、「プラネットアース」シリーズも「ああいう番組はNHKでしかできないかなと思います」と印象深い番組に挙げた。ただ、「家内からは、あなた、たまには民放も見ないとだめよと言われています」と苦笑いしていた。

 また、総合的に「受信料を払ってもいいと思っていただけるような、質の高いコンテンツを幅広い年代層に提供できればいいかな」と、多様性を持って質の高い番組をつくることを目指すとした。

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