節分の３日、各地で多くの芸能人が豆まきを行った。横浜市の総持寺では俳優・舘ひろし（６６）率いる石原軍団が登場。昨年、石原プロモーションの次世代スター発掘オーディションでグランプリを獲得した神田穣（２１）の俳優デビューが発表された。

　石原裕次郎さんが眠る総持寺での豆まきで、次世代を担う新人・神田穣のデビューが報告された。ＮＨＫ－ＢＳプレミアムのドラマ「クロスロード～声なきに聞き形なきに見よ～」（５月２８日スタート、日曜、後１０・００）に舘の後輩刑事役で出演。「緊張してるんですが、楽しみたいです」と意気込んだ。

　待ちに待った吉報だった。昨年のオーディションで栄冠をつかんだが、なかなか表舞台に出られないことに「焦っていたところもありました」。さらに、先に同期の岩永ジョーイ（２２）の映画出演が決定し、内心は穏やかではなかった。それだけに「台本に自分の名前を見てうれしかったです」と素直に喜んだ。

　ドラマは昨年２－３月に放送された「クロスロード」の続編。舘が警察官の尾関辰郎、神田正輝（６６）がジャーナリストの板垣公平を演じる。いきなり事務所の大先輩の２人と共演する神田穣は「警察組織ってどうなっているかを調べてます。父の知り合いの刑事さんにも時間を作っていただいてお会いします」と下調べに余念がなかった。大器の船出をそばで見守る舘は「これまでの石原プロの俳優とは違う、今どきの若者の魅力を出してほしいね」と期待を寄せていた。