現役アナが語るサッカー実況、民放地上波とスカパー!の違いとは
日本テレビから衛星放送のスカパー!に出向してスポーツ実況などを担当している鈴木健アナが3日、民放地上波とスカパー!とのサッカー中継の違いについて語った。
「スカパー!メディアラウンドテーブル」という説明会でのこと。Jリーグのリーグ戦放映権を失ったスカパーが、今季のサッカープログラムのあり方について説明していく中で、鈴木アナが両者の違いについて言及した。
「地上波の実況とスカパーの実況は違ったりするわけですよ。地上波は盛り上げないといけないという強迫観念にも似たものがあったりして…」
鈴木アナいわく、地上波の場合は必ずしもサッカーの大ファンばかりが視聴者になるとは限らないため、選手のエピソードやピッチ外の話題を織り込むようにしているという。
こうした特徴を「ネタが多くなる」と表現した鈴木アナは、日テレ在籍時から、サッカーそのものの実況に徹するスカパー!を「見ていて僕は面白かったですし、正直、うらやましいところもありました」と振り返った。
日テレとスカパー!の両方でサッカーの実況担当歴がある立場として、「地上波だとしゃべっているとゲームが見えない時があるんですよ。スカパー!だとそういうのを排除して純粋にサッカーに入り込める」とそれぞれでの仕事の違いを振り返った。