トランプ大統領を酷評「世界一、危ない人物」 ホームレス俳優のマーク・レイ
米国でモデル、写真家として華麗に活動する一方で、ホームレス生活を続ける俳優マーク・レイ(57)が4日、大阪市内で自身のドキュメンタリー映画「ホームレス ニューヨークと寝た男」の舞台あいさつを行い、終了後に取材に応じてドナルド・トランプ米大統領(70)の就任を「とても残念で最悪」と酷評した。
レイは6年間、ニューヨークのビル屋上で寝袋にくるまるホームレス生活を送り、現在も友人宅に居候。NYのトランプ・タワー屋上に住みたいかと問われると、ニヤリと笑いながら「建物に小便をかけていいなら泊まってもいい。彼のオフィスに流れる…」と大暴走だ。
かつてパーティースタッフの責任者としてトランプ氏宅でパーティーをセッティングしたこともあるといい、その際のトランプ氏の印象を「すごくダサい感じだったけど、彼はいい人だった」と回想。現在も人柄は嫌いではないという。
ただし、大統領としては「核兵器に関しても、自分で責任がとれない発言をしている。世界一、危ない人物だ」とバッサリ。世界中で大問題になっている、イスラム圏7カ国からの入国を禁じた大統領令も「イスラムの人々の感情を逆なでするだけだ」と批判した。
家を持たないレイは、スタイリッシュに働く一方、荷物はロッカー4個分。身だしなみはジムのシャワールームや公園のトイレで整えるなど、自由な生活を送っている。