松井代表 長谷川氏擁立は、直接意思聞き受け入れ「1度の間違いで否定しない」
日本維新の会の松井一郎代表(53)=大阪府知事=は6日、次期衆院選候補として元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏(41)の擁立を決めた経緯について、長谷川氏から直接、政界挑戦の思いを聞き、受け入れたことを説明した。長谷川氏が昨秋に起こした一部人工透析患者に対するブログ騒動に関して「間違いを反省し再チャレンジしたい」と話していることを明かし「1度の間違いでその人の全てを否定するというのは違うと思う」と述べた。
大阪府庁で記者団の質問に答えた。
松井氏は長谷川氏擁立について「去年からいろんな形で思いを聞いてました」と説明。ブログ炎上問題に関しては「長谷川さんはブログでの不適切な表現で大バッシングを浴びて、仕事も失った」としたうえで「しかし彼も3人の子供の親。日本の将来のため、維新がやってる改革を全国に広げたい、という強い、熱い思いを持たれていたので、仲間に入っていただいた」と経緯を明かした。
松井氏は「彼自身が深く反省し、表現が間違っていた、申し訳なかったと、彼のやりかたで伝えている」とし「人間誰しも自分を過信する中で間違うこともある。間違いは間違いとして反省し、再チャレンジするということであれば、僕は1度の間違いでその人の全てを否定するというのは違うと思う。我々としては認めていくということです」と述べた。
次期衆院選の時期が見えていないタイミングでの擁立公表に関しては「長谷川さん自身が、当面大人しくしてメディアに復活という道もあったでしょう。ただ、それよりもここで1度、挑戦をするという、次の世代のために改革をやりたいということです」と説明した。
一方で、長谷川氏が13年にフジテレビを退社した当時、「経費問題」が報じられていた件については、松井氏は「経費の問題等等というのはあったが、その後もフジテレビ以外でも、きちっと活動しているわけで、特に大きな問題ではないと思っています」とした。