肝付兼太さん偲ぶ会 スネ夫役で人気…藤子不二雄A氏「どんな悪もチャーミング」
昨年10月に肺炎で亡くなった声優・肝付兼太さん(享年80)を偲ぶ会が6日、都内で行われた。肝付さんが、ドラキュラ役を演じた「怪物くん」の作者、藤子不二雄A氏が、献杯のあいさつで別れを惜しんだ。
近年は交流がなかったというが、藤子氏のイメージでは「いつも元気でニコニコされて、とても病気される方とは思ってなかった。病気されて亡くなったということで寂しい思いでいっぱいです」と語った。
「オバケのQ太郎」のゴジラ、藤子・F・不二雄氏の「ドラえもん」ではスネ夫の声でおなじみの肝付さん。藤子氏は「銀河鉄道999もそうですし、展示してあるテレビアニメのほとんどで声をやっておられた。どんな悪のキャラクターも肝付さんがやられるとチャーミングで感心いたしました」とどこか愛嬌のある肝付さんの声を偲んだ。
藤子氏以外には、松本零士、現在のスネ夫役・関智一、現在のジャイアン役の木村昴、中尾隆、野沢雅子(敬称略)ら漫画・アニメ関係者、声優が多く出席した。