加山雄三×奥田民生TV初セッション 28歳差を超えて共感「音楽っていいな」
歌手の加山雄三(79)が司会を務めるBS朝日「歌っていいだろう」(木曜、後11・00)で、シンガー・ソングライターの奥田民生(51)と初めてマンツーマンでセッションしたことが6日、分かった。2年前にステージ初共演を果たした2人は、テレビ初セッションで加山の代表曲「夜空の星」を披露。加山は28歳年下の“パートナー”の音楽センスにほれ込んだ。
世代は違えど、長年にわたって音楽シーンで抜群の存在感を放つ2人の、初の本格コラボが実現した。2015年2月、JUN SKY WALKER(S)の寺岡呼人(49)が主催したライブイベントが、意外にもステージ初共演。そこで出演者全員で歌った経験はあったが、“サシ”で向かい合い、音を奏でたのは初めてだ。
セッション前には、加山が来日公演時に対面したビートルズの話などに、奥田は興味深そうに耳を傾けた。空気が和むと、スタンドマイクの前に立って、往年の名曲「夜空の星」の演奏スタート。前半を加山が、後半を奥田が中心となって歌い、間奏中にはお互いのギターテクニックを確認し合うかのように、歩み寄った。
加山は自身で率いるバンド・THE King ALL STARSなど、年下ミュージシャンとの活動も多いが、初タッグを組んだ奥田を「話したときにね、いい感じがしたんだよ。心が、音楽好きな人の波長を全部もってる。すごい正直でね、自分にも音楽にも」と絶賛。30歳近い“年の差唱”に、「年代超えて一緒にできるので、音楽っていいなと思う。スポーツの世界なら、こっちは解説者かなんかだよ」とジョークも飛ばした。
PUFFYや最近ではスキマスイッチなど、後輩をプロデュースしてきた奥田だが、大先輩とのセッションに「僕が子供のころに聞いてた曲をできるのは、相当貴重なこと」と恐縮しきり。「いろいろ勉強になります」と今後の音楽人生の糧にしていた。この模様は16日に放送。