中村芝翫、父の志継ぐ中国公演「“ごあいさつしてこい”というメッセージ」

会見に出席した(左から)片岡孝太郎、中村芝翫、中村鴈治郎=東京・銀座松竹スクエア
会見に出席した(左から)片岡孝太郎、中村芝翫、中村鴈治郎、松竹の大谷信義会長、程永華駐日中国大使、萩生田光一内閣官房副長官、中曽根弘文参院議員、国際交流基金の安藤裕康理事長=東京・銀座松竹スクエア
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 歌舞伎俳優の中村芝翫(51)が7日、都内で「松竹大歌舞伎 北京公演」(3月18~20日、中国・北京天橋芸術中心)の記者発表会に出席し、中国公演に父のメッセージを感じ取っていることを明かした。

 昨年、八代目の名跡を継いだ芝翫は「先代の父(七代目芝翫)は大変に中国が好きで、日中文化交流協会の副会長も務めていました。芝翫になったぼくへの父の“ごあいさつしてこい”というメッセージかなと思います」と思いをはせた。長男・中村橋之助(21)、次男・中村福之助(19)も同公演に出演。また、共演の中村鴈治郎(58)の長男・中村壱太郎(26)も出演するとあって芝翫は「次世代にもつなげる公演。少しでも中国の方に受け入れていただけるよう努めたい」と意気込んだ。

 公演は日中国交正常化45周年の記念事業。本格的な歌舞伎の中国公演は10年ぶりとなる。鴈治郎、片岡孝太郎(49)らも出演する。3月18から20日まで5公演を行い、「義経千本桜 鳥居前」「恋飛脚大和往来 封印切」「藤娘」を上演する。

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