中村泰士「著作料徴収は悪いことではない」 JASRAC問題で見解
作詞・作曲家で歌手の中村泰士(77)が8日、大阪市内で主催イベント「カラオケレインボー 1万人の歌謡曲」(4月9日、大阪城ホール)の会見を行い、著作権料について「個人的には、音楽をビジネスにするには材料、仕入れ料金が発生すると思う」と見解を示した。
楽曲の著作権料に関しては、日本音楽著作権協会(JASRAC)が2日に、音楽教室での演奏についても著作権料を徴収する考えを示した。中村は「作家として、著作権に守ってもらった面がある。今回の件では(著作権料を)徴収されることは悪いことではないと思う。例えば(楽譜などの)教材に使われるほどの作家なら、プライドを持って徴収を望まれると思う」と話した。
イベントは、中村が2015年に「サントリー1万人の第九」のリハーサルを見学した時から構想を練り始めた、聴衆参加型の歌謡曲コンサートとなる。
第1部がゲストに小柳ゆき(35)、夏川りみ(43)らを迎えたライブ。第2部で中村がオーケストラを指揮し、客席の聴衆1万人とともに歌謡曲を合唱する形を取る。中村が作曲した「喝采」のほか「365日の紙飛行機」など、誰でも口ずさめる54曲をセレクトする。