平尾昌晃氏「心の中で生きている」 石坂敬一さんのお別れ会で故人偲ぶ
ユニバーサルミュージック会長などを歴任した音楽プロデューサーで、昨年12月31日に虚血性心不全のため亡くなった石坂敬一さん(享年71)のお別れ会が8日、東京・青山葬儀所で営まれ、歌手の吉川晃司(51)、Chage(59)、俳優の織田裕二(49)ら2300人が参列した。
参列した作曲家の平尾昌晃氏(79)は「今でも信じられない。僕の心の中でずっと生きている」と突然の別れを惜しんだ。
石坂さんが日劇ウエスタンカーニバルのファンだったことから50年近い付き合いがあり、「石坂さんは歌手でも作曲家でもないのに誰よりも音楽を知っていた。色んなことを教えていただいた」と親交を明かした。
石坂さんからの助言で心に残っている言葉は「気取るなよ」で「『ステージではいくら気取っても、歌を書いたり、歌う時は普段着じゃなきゃダメ』と言われてドキッとした。今、僕の音楽教室やプロの歌手にも同じように教えるけど、石坂さんの教え」と説明。
「今でも『石坂さーん』って言うと『頑張ってる?』と答えてくれそう。『これからもいい歌を書いて石坂さんに喜んでもらいます』と手を合わせてきた」と悼んだ。