お笑いコンビ・バイきんぐの小峠英二が８日深夜に日本テレビ系で放送された「浜ちゃんが！」で、恩人であるザブングル・加藤歩との友情秘話を明かした。

　番組は昨年１２月に放送された未公開シーンを改めて放送。小峠は、福岡から上京した直後、調布市内に住んでいたが、当時から仲が良かったザブングルの加藤から「いつまで調布に住んでるんだ。引っ越してこい。調布に住んでいたら売れるものも売れない」と忠告されたという。

　郊外に住んでいる場合、仕事の呼び出しがあっても、すぐに応じられないことを心配した加藤なりのアドバイス。加藤は当時、世田谷区の三軒茶屋に住んでいたことから、「三茶に引っ越してくるなら、俺が全部金だしてやる」と、ポンと２０万円を渡し、「お前、これで売れろ」と言ったという。

　それで小峠は２００８年キングオブコントの直前に引越を決行。その４年後の２０１２年のキングオブコントで、バイきんぐは見事優勝し、加藤の２０万円を元手に、見事売れっ子芸人の仲間入りを果たした。小峠は優勝賞金で加藤に２０万円を返済。これを聞いていたダウンタウン浜田雅功は「何、いい話しとんねん」と感激した面持ちだった。