iKON 初ドーム公演決定! 雑草軍団の念願かなった
昨年の日本レコード大賞で最優秀新人賞を獲得した韓国の男性7人組「iKON(アイコン)」のライブツアーが10日、大阪城ホールでスタートし、念願だったドーム公演開催を発表した。所属事務所の先輩・BIGBANGの5大ドームツアーに帯同したことはあるが、単独では初。5月20日に京セラドーム大阪、6月17日にメットライフドーム(旧西武ドーム)のステージに立つ。オーディションの“負け組”たちで結成した平均年齢20・6歳の雑草軍団が、夢舞台に立つ。
グループカラーの真っ赤に染まった会場が、ひときわ沸いた。リーダーのB.I(20)が「僕たちのドーム公演が決まりました!!フレッシュなステージを準備するから」と明かすと、1万6千人が大歓声で祝福。ジュネ(19)は「なんて日だ!!」と、どこかで聞いたことのあるギャグで歓喜した。日本語もメキメキ上達中の7人が、大阪と埼玉で計9万人を動員する。
2014年11月から15年1月にかけてBIGBANGが74万人を動員した5大ドームツアーでオープニングアクトを務めた経験を持つ。BOBBY(21)は「あれが僕たちのステージになる。(ペンライトで)夜空の星のようにキラキラしていた」と兄貴分たちの熱狂を振り返り、武者震いした。
昨年1月に日本デビューしたばかりだが、翌2月には外国出身アーティスト最速の日本武道館公演を開催。1年間のライブ合計で16年の新人最多32・2万人を集め、すでに全体でもトップ10に入る動員力を誇る。
この日は代表曲「DUMB&DUMBER」で幕を開け、2時間半の熱演。BIGBANGでも3年半かかったドームに、1年4カ月でたどり着く人気の沸騰は拡大の一途だ。
もともとは13年に母国での対戦式オーディションで敗退したメンバーたち。ドーム公演の合計が71回を数えるBIGBANGの背中を追い、はい上がってきただけに、最年長のジナン(23)は「大きな会場でやってきたので、どこに行っても緊張しない。どんどんアップグレードしていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。