清水富美加の出家・引退で会見 幸福の科学VS事務所・レプロ 真っ向対立

 女優の清水富美加(22)が、宗教団体「幸福の科学」に出家したことが12日、わかった。「幸福の科学」は同日、グループ専務理事・広報担当の里村英一氏(56)と、清水の代理人である佐藤悠人弁護士(58)都内の教団本部で会見し、清水が今後、宗教家として「千眼美子(せんげん・よしこ)」の法名で活動することを発表。所属事務所・レプロエンタテインメントの契約体系を批判した。レプロエンタテインメントも同日、都内で会見し、幸福の科学側の主張に真っ向から反論した。

 出家に至る経緯について、所属事務所と清水側の主張は真っ向から対立している。特に労働条件に対する意識の隔たりが大きい。

 まず午後2時から清水側が「幸福の科学」本部で会見。グループ専務理事の里村氏は「(出家の)背景には芸能界に見られる奴隷契約があった」とした。

 ブレークのきっかけとなった「仮面ライダーフォーゼ」(11~12年放送)の撮影時期について「睡眠時間3時間で丸々1カ月休みなしで働き、給料5万円。ボーナスもなかった」と問題視。仕事の選び方に関しても「水着のDVDや写真集でのブルマー撮影など性的対象にされるのが嫌だった」「(出演映画に)『人を食べる』という仕事も含まれており、不適切だったと思う」と疑問を呈した。

 佐藤弁護士によると、清水は「業界のルールに逆らうと(仕事を)干されるとの恐怖心」があり、意に沿わぬ仕事を断れなかったという。清水側は2月1日に書面で今月いっぱいでの契約解除を求めている。

 これに対し、所属事務所は午後8時から山縣敦彦弁護士(37)らが会見。日本の芸能界で使われている標準的な契約書をフォーマットにしており「適切な報酬を払ってきた」と反論した。育成のため食事付きの寮生活など多額の投資をしてきたとも強調している。

 仕事の選び方についても週1回、少なくとも月1回は面談の場を作り「本人も仕事に積極的で押しつけたことはない」と説明。信仰上の理由について本人の意向を尊重し、仕事を調整しようとしていたが「体調不良の話が後から出てきた」と不信感を見せた。5月20日までの契約期間を1年間延長する事務所側のオプションは2月上旬に行使することを通知しているが、協議の上で事態の収束を計る方針という。

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