幸福の科学 清水富美加の状況訴え「このままだと生命の危険」

 女優の清水富美加(22)が、宗教団体「幸福の科学」に出家したことが12日、わかった。「幸福の科学」は同日、グループ専務理事・広報担当の里村英一氏(56)と、清水の代理人である佐藤悠人弁護士(58)都内の教団本部で会見し、清水が今後、宗教家として「千眼美子(せんげん・よしこ)」の法名で活動することを発表。所属事務所・レプロエンタテインメントの契約体系を批判した。レプロエンタテインメントも同日、都内で会見し、幸福の科学側の主張に真っ向から反論した。

 以下は、幸福の科学側の会見一問一答。

 -清水さんが抱えていた悩みとは。

 「仕事を干されるという恐怖の中で仕事をしていた。意に沿わない仕事を入れられたあたりから、自分を切り売りさせられているようで、しばしば周囲に『死にたい』と漏らすようになった」

 -契約問題のもつれは。

 「事務所との契約解除をしてもらい、できるだけ迷惑をかけないように、今の仕事をどう整理するのかというのを調整する段取りになっていたが、(事務所からは)決まっている仕事はすべてやってもらわなければいけない、そういう契約だ、と強硬な姿勢に出ておりました」

 -清水さんの現在の様子は。

 「生命の危険がある、絶対安静が必要です、環境を変えて下さいという診断も出ている。このままだと生命の危険があるという状態だった。働きすぎて自ら死を選んだ、電通の社員の事例を思い起こさざるを得ません」

 -清水さんが不満に思っている契約とは。

 「業界のルールに従わないと、この世界では生きていけない。社会常識に対して許せないようなルール。事務所を辞めると、自分の本名すら使えないようになっている」

 -仕事を欠席することで周囲に迷惑を掛けることは、教団の教義として許されることなのか。

 「宗教には大きな善、小さな善という考え方がございます。確かに、身の回りの方の期待、自分に与えられてる責任を放棄することは一見、悪いことに思えますけど、1日も早く、1人でも多くの方が救われる、そちらの善を取るという考え方なんです。より大きな善を実現するためには、今現在において不義理に見えることもやらざるを得ないということです」

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