幸福の科学、清水富美加の引退を否定 教団母体の事務所移籍は「未定」
女優の清水富美加(22)が宗教団体「幸福の科学」に出家することを発表し、所属事務所との契約解除を望んでいる問題で、同教団は12日夜、デイリースポーツの取材に対し、芸能界からの引退を否定した。
教団関係者は、清水について「芸能界引退ではありません」と明言。「体調の回復を待ち、宗教者としての修行を積んだ上で」と前置きしつつ、「信条上合致する、考え方の合う映画やドラマなどに出演する可能性はあります」と、芸能活動を継続する意志があることを明かした。
その上で、同教団を母体とする芸能事務所「ニュースター・プロダクション」への所属については「未定です」と回答。また、12日昼に行われた会見では、同じく教団を母体とする政党「幸福実現党」からの出馬について「ありません」と否定した。
会見では、清水が教団の大川隆法総裁(60)から、千手千眼観音菩薩に由来する「千眼美子(せんげん・よしこ」の法名を与えられたことも発表。また教団関係者は、清水が所属事務所であるレプロエンタテインメントを通して開設していたツイッターの閉鎖後、個人で立ち上げたツイッターのアカウント「@sengen777」は、法名の「千眼」が由来であることも明らかにした。
清水は法名でのアカウントで、改めて世間に発信を続けていることから、今後も女優として、幸福の科学の出家者として活動していく意思を示したとみられる。教団側は、清水がレプロエンタテインメントとの契約解除を求めている理由として、体調不良に加え、意に沿わない役柄を演じさせられたとしており、信条上に合致する仕事を選ぶための契約解除であることを強調する狙いもうかがわせている。