宗教団体「幸福の科学」に出家することを発表した女優・清水富美加（２２）が主演する映画「笑う招き猫」（４月２９日公開）と、３月にＴＢＳ系で放送が決まっていた同名ドラマが、いずれも未完成であることが１３日、分かった。同映画の製作委員会がデイリースポーツの取材に「映画、ドラマともに、大半の撮影は完了してますが、一部収録を残しており、未完成です」と明らかにした。

　映画はすでに公開日が決まっているが、「現在、協議中です」と公開自体も危ぶまれている。

　清水は２月上旬から仕事を「体調不良」を理由にキャンセルしていた。同作品の映画とドラマの残りの収録は、この期間には予定されておらずキャンセルはなかったが、今後の収録参加は、状況的に極めて厳しいとみられる。

　同製作委員会は、一部収録を行わないまま作品を完成させることの可否について「判断次第です」とした。今回の清水の出家表明に関して、製作委員会には報道が出る旨の説明が所属事務所からあったといい、今後も事務所と連絡をとりながら協議を継続するという。最終判断の時期に関しては「ドラマの放送予定時期が固まっていたので、長くはかけられないと思いますが、未定です」とした。

　同作品は清水と松井玲奈が、売れない女性漫才師コンビを演じている友情の物語。

　なお、清水側は半年間の休養後に「千眼美子」の法名で宗教家として活動することを表明している。