クロ現降板の国谷氏、トランプ大統領ツイートに懸念「重み分かっているのだろうか」

 NHK「クローズアップ現代」に出演していたキャスターの国谷裕子氏が13日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」に出演した。国谷氏はラジオ初出演で、民放での生番組出演はラジオ・テレビを通じて初めてだった。ツイッターでの発言が話題になることが多い米国のドナルド・トランプ大統領について、発言の重みについて考えていないのではないか、と懸念した。

 「クローズアップ現代」を担当した1993年から世界情勢が激変したことを振り返りつつ、最近ではトランプ大統領の発言一つに世界が大きく反応している状況について言及した。「超大国のリーダーは、はたして自分が発する言葉の重み、その影響を分かっているのだろうかと考えさせられることが多いですね」と世界を振り回すような形になっていることを懸念した。また、「アメリカといえば世界のリーダー、世界のリーダーがああいう風に発言するということの意味をご自身でどこまで分かって発言していらっしゃるのだろうと思います」と、苦言を呈した。

 また、多くのメディアに対して敵対的な態度を取っていることには「どこかメディアをよけいなフィルターとみているよう」と見解を示した。過去の大統領は、ジャーナリストの質問に真摯(しんし)に答えていたとした上で、「そういうことがなくなったことに驚いています」と変化を憂えていた。

 今後のメディアのあり方については「トランプ大統領が行う決断などを、一生懸命監視する。むしろそういう反骨精神というのが出てくるでしょうし、出てくることを信じたい。そうでなくてはならないと思いますね」と気骨あふれるジャーナリストや報道の登場を期待した。

 なお、日本時間の13日午後6時30分時点で、トランプ大統領は「たった今、フロリダを離れるところ。フェイクニュースが触れようともしない熱狂的な支持者が大勢、道に列をなしている。実に不誠実だ!」とメディアへの不満をぶちまけている。

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