女優の青木玲子さんが死去、83歳 森さん「放浪記」で唯一人全2017回共演
女優の青木玲子=本名・児玉玲子=さんが13日午前、心不全のため神奈川県内の病院で亡くなった。83歳だった。東宝が報道各社にFAXで発表した。青木さんは12日夜まで元気だったそうで、「(好物の)お寿司が食べたい」と看護師さんとにこやかに会話していたという。
葬儀・告別式は近親者で営まれる。喪主は夫で俳優の児玉利和さん。
青木さんは1957年11月に芸術座「モデルの部屋」で東宝現代劇1期生として初舞台。故・森光子さんの代表作となった舞台「放浪記」(1961~2009年)で、森さんの共演者としてただ1人、全2017回にわたり出演した。
2015年、森さんから仲間由紀恵へと受け継がれた「放浪記」では、東京公演(シアタークリエ)での千秋楽(11月10日)に駆けつけ、はつらつとした笑顔で仲間さんらを激励していた。
青木さんは「おもろい女」(1978~2006年)をはじめ、「マイ・フェア・レディ」、「恍惚の人」などの舞台にも出演し、活躍した。