ピース又吉、次作の恋愛小説は自身の実体験も 「さすがに36歳なんで…」
ピースの又吉直樹(36)が15日、日本テレビ系「ZIP!」で、自身第2作目の恋愛小説「劇場」について、自身の実体験も交えていることを告白した。
番組では、来月7日発売の文芸誌「新潮」(新潮社)4月号に掲載予定の新作小説「劇場」について、又吉に単独インタビューを行った。
芥川賞を受賞した「火花」から約2年。又吉は「今、まだ書き直してる。最後まで書いたんですけど、細かい部分をチェックしているところ」と現在は仕上げの最終段階に入っていることを公表。新作については「今回は恋愛小説なんですけど、人間と人間の関わり方とか、それがどういう風に変化していくかっていうのが好きなので、そういうところから考えてみました」と、作品の成り立ちを説明した。
恋愛小説というところで気になるのが、又吉本人の実体験も盛り込まれているのか、という部分だが「僕もさすがに36歳なんで、女性と付き合ったことはあるんで…」と語り、暗に自身の体験も盛り込んでいることを公表。
また、前作と今作で大きく変わった点について聞かれると「地味なんですけど、パソコン打つのがちょっと早くなりました」と苦笑。又吉と対談した作家仲間などは、その遅筆ぶりに「1日かけて5枚って、それだけ小説って知らないところにエネルギー使うんですね」と感心されたというが「ただただ打つのが遅いだけなんです」と、単なる技術の問題だったと笑いながら反省していた。
又吉の第1作「火花」は、文芸誌「文学界」(文藝春秋)15年2月号に掲載され、芥川賞を受賞。単行本と文庫の累計が280万部を超えるベストセラーとなり、次回作への期待も高まっていた。