宗教法人「幸福の科学」への出家を表明した女優・清水富美加（２２）が出演予定だった関ジャニ∞の丸山隆平（３３）の単独初主演映画「泥棒役者」（１１月公開）を降板することが１６日、分かった。すでに７日間、撮影を行っており、代役は現在調整中。丸山との共演シーンなど撮り直しに対する費用など影響は大きい。同作のプロデューサーは、違約金について「協議中です」と各方面への対応に追われている。

　プロデューサーによると、清水は主要キャスト８人のうちの１人で、１月２６日のクランクインから２月３日まで、７日間の撮影に参加していた。今月５日の撮影は、所属事務所から連絡があり欠席。８日の撮影も「インフルエンザ」と説明され、休みとなった。清水は今月４日の関西テレビ・フジテレビ系「にじいろジーン」（土曜、前８・３０）の生出演を最後に、仕事を休んでいる。

　映画製作側が所属事務所から騒動の経緯の説明を受けたのは、清水がツイッターを更新した１１日だったという。清水は１２日、幸福の科学を通じ、出家して、「千眼美子」の法名で活動することを表明している。

　清水が降板したことにより、当初２月末までだった撮影は、３月にずれ込むという。急ピッチで代役探しを行うが、丸山との共演シーンなども含め、撮り直しのスケジュールも未定。清水側に発生すると見られる違約金について、プロデューサーは「協議中です」とコメント。「費用がかかっているのは確かなので…」と対応に追われていた。

　映画はＮＨＫの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を手がけた西田征史氏が自身演出の舞台をリライトし、監督・脚本を手がける群像喜劇。丸山は周囲に勘違いされ「泥棒」「豪邸の主人」「絵本作家」「編集者」の４役を演じるハメになる主人公を演じる。