清水富美加 告白本で「洗脳上等だよ」 好きな人の存在と喫煙習慣も明かす
宗教団体「幸福の科学」に出家することを表明した女優の清水富美加(22)が、法名「千眼美子」名義で著した「全部、言っちゃうね。」が17日、緊急出版された。同書では、仕事上の悩みから何度も自殺未遂した過去を告白。役作りで「虫を食べた」、お金がなくて「ヒッチハイクした」などの過激なエピソードが並んでいる。一方、清水の所属事務所側はこの日夜、コメントを発表。契約が残っている期間の著書の出版に「不可解」とし、不快感を示した。レギュラー番組の降板も次々と決定している。
直筆の「まえがき」には千眼美子の名を刻んだ。12日に発表したコメントは「清水富美加」名義。サブタイトル「今日、出家しまする。」の通り、今作が宗教家としての“デビュー作”となった。
「全部-」では、09年のデビューから約1年たった16歳の誕生日に、水着の仕事が嫌で「死のうとして、ガムテープを口と鼻に貼った」など、たび重なる自殺未遂の経験を告白。高2の夏にリストカット、その後もマンションから飛び降りそうになったとつづった。
「好きな人」の存在が、悩みの種だったことや、喫煙習慣があったことなどを告白。役作りのため居酒屋で飛んでいるハエをつかんで食べたと明かし、幻聴や金縛りなどの症状で、仕事を休まざるをえなかったと説明している。
「洗脳」と言われることに対して「洗脳上等だよって感じ」と反論。給料についても「2014年の途中までは月5万円」「NHKの『まれ』に出演した頃は月12万円」と詳細に記し、昨年から年収1千万円になったとした。教団によると、今作は11日以降に医師の立ち会いのもとで清水が複数回、インタビューを受けて編集。回数や合計時間は非公表だが「体調がいいとき」に行ったという。
契約期間中の出版に対し、清水の所属事務所は「代理人間で協議を続けているこのタイミングで清水富美加の書籍が出版されたことについては、誠に不可解であると言わざるを得ません」と不快感を表明。また「この書籍には事実と異なる部分も多々含まれておりますが、弊社といたしましては、契約解除の問題に無関係な部分についての過熱報道が続くことは望んでおりません」と書籍の内容については触れなかった。