乃木坂・橋本奈々未 グループを卒業、引退 ファン3万5000人に「サヨナラ」
乃木坂46の橋本奈々未が24歳の誕生日を迎えた20日、さいたまスーパーアリーナで行われたグループのデビュー5周年記念コンサート初日公演で、グループを卒業し引退した。ラストステージの幕が開けると、「皆さんの角膜にこびりついてやるって気持ちです!」とファン3万5000人に宣言。センター曲「サヨナラの意味」などを披露し、“完全燃唱”で芸能活動を締めくくった。
オープニングから惜別感であふれた。自身のイメージカラー緑一色で客席が染まる中、十字型花道の中央からアジアンテイストの衣装で1人登場した主役は、10秒間深々と感謝のお辞儀。ラストシングルにして、唯一センターを務めた「サヨナラ-」を1曲目で歌いながら、メーンステージに並んで待ち受けるメンバーの元へと歩み寄った。
2011年8月に結成した乃木坂は、12年2月にCDデビュー。坂道を駆け上がるような爆発的な勢いを、中心で支えた1人が橋本だった。
もともと生活苦からの脱却を目指し始めた芸能活動。15年秋に故郷・北海道で暮らす母親から、「無理しないでね。好きなことしていいからね」とつづられた手紙が届き、卒業を決断した。