橋本奈々未が乃木坂46卒業 「選んだその先に正解があると信じて-」
乃木坂46の橋本奈々未が24歳の誕生日を迎えた20日、さいたまスーパーアリーナで行われたデビュー5周年記念コンサート初日公演で、グループを卒業し引退した。アンコールでは号泣して、「最後の時間を皆さんと過ごせるのが幸せです」とファン3万5000人に感謝。センター曲「サヨナラの意味」をオープニングとラストで2回披露するなど、“完全燃唱”で芸能活動を締めくくった。
5年半苦楽を共にした仲間が次々と惜別の涙に暮れても、主役は笑顔を振りまき続けていたが、アンコールに入ると涙腺が崩壊した。卒業ソング「ないものねだり」のソロ歌唱前にスピーチ。「別の道を進みたいと思うのが、1番の“ないものねだり”と感じてます。私が選んだその先に、正解があると信じてます」。別れの言葉をつむぐと、大粒の涙が頬を伝った。
しんみりムードが漂う中、「泣く予定はなかったから、化粧が崩れてそうで怖いです。ティッシュありますか?」と空気を“一変”させる場面も。しゃがみ込んで涙をぬぐうと、「持ち直しました。皆さんの道も、楽しいこと、うれしいことがあると願っています。今までたくさんの応援、ありがとうございました」と万感の思いをあふれさせた。
グループを代表する美形キャラ同士として、タッグを組むことが多かった白石麻衣(24)は、「いつしか最高のパートナーと思うようになりました。心から尊敬してます。橋本奈々未という1人の女の子に出会えたこと、人生最高の自慢です」と手紙を読み上げて号泣。2人で“美しい涙”を流しながら抱き合って、最後の思い出に変えた。
フィナーレではメンバーが去った後も橋本1人でステージに残り、ゴンドラに乗り込むと、上昇中に「皆さん、サヨナラ」と深々とお辞儀。ステージ上空へと姿を消して、2011日間のアイドル人生に終止符を打った。