タレント・たむらけんじ（４３）が２０日、ダウンタウン・松本人志（５３）から芸能タレントの労働組合「日本タレント組合」の新設に動くよう依頼を受けていることを明かした。松本は１９日放送のテレビ番組で芸能界労組の必要性を提唱していた。たむらは、焼肉店経営などの副業を安定させたうえで、旗振り役を担う考えがあることを明かした。

　この日、たむらは大阪市内で「ＮＳＣ大ライブ　ＯＳＡＫＡ　２０１７」で司会を務め、終了後に会見。報道陣から、松本の提唱した労組設立に関して、副業ビジネスを持っているたむらは適任と水を向けられると「確かにこの前、松本さんから『お前やれ』とは言われました」と明かした。たむらによると、大阪の番組で、松本と共演していることもあり、最近、一緒に飲みに行った席で話題になったという。

　松本は１９日放送のフジテレビ「ワイドナショー」で、女優・清水富美加の騒動に関連し、自身は売れる前から事務所と強気のギャラ交渉を行っていたが、全てのタレントが自分で十分な交渉はできないとし、「作った方がいいよ。『日本タレント組合』みたいなんを。何かあった時はそこを通してやるようにしていかないと」と、交渉やトラブル解決の窓口となる組織の必要性を訴えていた。

　松本の提唱は番組内での発言だけではなかったようで、副業を持つたむらに打診。ただ、たむらはその席で松本に「それをやったら、僕、芸能界で生きていかれへんかもしらへんから、もう少し、副業で足元を固めさしてください」と返したという。「固まったら、皆さんのために僕、死ぬ思いで組合を作ろうと思います」とも伝えたという。

　焼肉店のほか最近は中古車ビジネスも展開するたむらは、副業の状況を聞かれると「まだ、あきません。まだまだ、グラグラ」と返すも、「僕が（組合）作り出したら、あいつ足元固まったなと思ってください」と笑わせた。

　「干されても大丈夫なように。（副業は）今年勝負やと思ってるんで、できれば２、３年で（組合）いったろかなと思ってます」と意欲を示しつつ、「こんなん言うて、僕、大丈夫ですかね…」と不安がっていた。