鈴木清順監督死去、93歳 48歳差再婚も話題に
「ツィゴイネルワイゼン」など独特の色彩感覚と映像美学で知られた映画監督・鈴木清順(本名・鈴木清太郎)さんが13日、慢性閉塞性肺疾患のため、都内の病院で亡くなった。93歳。日活が22日、報道各社に発表した。葬儀・告別式は故人の遺志により、近親者で営まれた。
ベルリン国際映画祭で審査員特別賞を受賞した「ツィゴイネルワイゼン」(80年)をはじめ、「夢二」(89年)「オペレッタ狸御殿」(2005年)など、独特の色彩感覚と映像は“鈴木美学”と言われ、特に海外での評価が高く、国内外の映画関係者に多大な影響を与えた。
真っ白な髪にひげ、仙人のような風貌で知られた清順さんは、長年車イスが欠かせない生活で、持病の肺気腫のため、常に酸素ポンプを装着していた。
1997年に47年間連れ添った前妻を亡くし、一人暮らしだったが、2011年6月には、48歳年下の女性と再婚していたことが明らかになった。女性は清順さんの大ファンだったという。
48歳の年の差結婚は当時、芸能界でも“史上最高記録”といわれ、世間を驚かせた。
〈主な芸能人の年の差婚〉年齢差 夫 妻 結婚年月
45歳 加藤茶 一般女性(11年6月)
32歳 ラサール石井 女子大生(12年1月)
31歳 冠二郎 一般女性(16年3月)
27歳 仲本工事 三代純歌(12年7月)
24歳 郷ひろみ 一般女性(12年3月)
24歳 市村正親 篠原涼子(05年12月)