宮崎駿監督が長編製作復帰へ 事実上の引退撤回 高畑勲監督「また変わる」予言的中
スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(68)が24日、約3年半前に長編アニメーション映画の製作から引退を表明した宮崎駿監督(76)が新作長編の準備に入ったことを明らかにした。高畑勲監督は、宮崎監督が引退を表明した2013年に「また変わる可能性は十分にある」と予言していた。
鈴木プロデューサーは米国で行われたイベントに出席し、宮崎監督から新作の絵コンテを見せられたことを明らかにした上で、「(宮崎監督は)今も一生懸命、東京で作っています」と話した。事実上の引退撤回とみられる。スタジオジブリの広報担当者は「鈴木が言ったことがすべて」と話した。
宮崎監督は2013年9月、年齢による集中力の衰えを理由に、公開中だった「風立ちぬ」を最後に長編製作から退くと発表。引退会見で「今回は本気です」と話していた。