「笑ゥせぇるすまん」28年ぶりアニメ化…喪黒役・玄田は前任の大平氏の指名
漫画家・藤子不二雄A氏(82)原作の大人気ブラック・ユーモア漫画「笑ゥせぇるすまん」が28年ぶりにアニメ化されることになり、主人公の喪黒福造を演じる声優で俳優の玄田哲章(68)が27日、都内で会見した。
「笑ゥ-」は1989年にTBS系で放送された「ギミア・ぶれいく」内で初めてアニメ化された。今回はアニメ専門チャンネルの「アニマックス」が「笑ゥせぇるすまんNEW」として4月7日の深夜24時から放送開始する。オリジナル脚本を交えた1話完結のオムニバス形式となっている。
喪黒福造役は昨年4月に亡くなった声優の故大平透氏が務めていた。実は生前から大平氏は「喪黒福造の後任は玄田さんで」と指名しており、今回はその意向通りに玄田のキャスティングが実現したという。玄田は「大平さんは尊敬していましたし、喪黒をやると決まった時には非常にうれしかった。僕なりに一生懸命大平さんに近づきたいと思う」と決意表明した。
玄田は喪黒を演じるにあたり「喪黒が『約束を守らないと大変なことになりますよ』というニュアンスを大事にしたい。(呪文の)『ドーン!』が決め手になるし、最後に笑う『ホーッホッホッ』も余韻を残すように気をつけたいと思う」と明かした。