「ラ・ラ・ランド」がアカデミー賞最多6冠! 作品賞で肩透かしも主演女優賞など
映画界最大の祭典「第89回アカデミー賞」授賞式が26日(日本時間27日)、米ハリウッドのドルビー・シアターで開催された。主要賞である作品賞の発表では、受賞作品を間違える前代未聞のハプニング。本来の受賞作は「ムーンライト」(4月28日公開)だったが、プレゼンターが有力候補「ラ・ラ・ランド」と間違えて読み上げた。壇上でスピーチの途中に訂正されるなど、ステージ上は大混乱となった。
作品賞では思わぬ肩すかしを食らったが、「ラ・ラ・ランド」は下馬評通り、最多の6冠を達成した。デイミアン・チャゼル監督(32)は史上最年少での監督賞。エマ・ストーンも主演女優賞を獲得した。
演技部門は昨年、一昨年とノミネートが全員白人だったが、今年は一転、助演男優賞はマハーシャラ・アリ(43)、助演女優賞はヴィオラ・デイヴィス(51)とそれぞれ黒人が獲得した。作品賞でも「フェンス」「ヒドゥン・フィギュアズ」「ムーンライト」と黒人を描いた作品がノミネートされるなど、多様性が強調される形となった。