ＮＨＫ総合は１日、健康番組「ガッテン！」（後７・３０）を放送し、先月放送した内容で糖尿病治療について「行き過ぎた表現」があったことから番組内で謝罪と説明をした。冒頭で小野文恵アナウンサーが１人で登場し、「大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

　小野アナは冒頭「先週放送した『ガッテン　最新報告！血糖値を下げるデジタルパワーの謎』では睡眠と糖尿病の関係の最新研究をお伝えしました。しかし、説明が不十分だったり行き過ぎた表現があったため、混乱を招いてしまいました。大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

　小野アナは「お伝えしたかったのは、糖尿病の方の中には睡眠障害を持っている方が多く、そういう方は睡眠障害を治療することで血糖値を下げられる可能性があるということでした。その睡眠障害の治療に睡眠薬を使って効果をあげているという研究を紹介しました」と意図を説明。

　続けて小野アナは「しかし、あたかも睡眠薬で糖尿病の治療そのものができるかのような表現をしてしまったため、睡眠薬の不適切な使用をすすめているというご批判をたくさんいただきました」「糖尿病の治療のために直接睡眠薬を使うことは認められていません」などと、図解入りで詳細な説明を視聴者に届けた。

　小野アナによるおわびと説明は約３分。その後はこの日のテーマである「コラーゲン」について放送した。