りえ&杉咲花“親子受賞” 3度目受賞の“お母ちゃん”は舞台で途中早退
「第40回日本アカデミー賞」授賞式が3日、都内で行われ、女優の宮沢りえ(43)が不在のまま最優秀主演女優賞を獲得した。「湯を沸かすほどの熱い愛」の演技が評価された宮沢だが、この日は都内で主演舞台「足跡姫」の公演があり、冒頭のレッドカーペットを歩いただけで会場を後にしていた。トロフィーは宮沢の娘を演じ、最優秀助演女優賞を獲得した杉咲花(19)と中野量太監督(43)が代理で受け取った。
宮沢との“親子受賞”となった杉咲は「お母ちゃんに成り代わって、映画を見てくださった皆さま、ありがとうございます」と感謝。「りえさんから教えていただいたことは本当にたくさんあって、それはこの先ずっと忘れられないことばかり。お母ちゃんはすごいなって思います」と“母”に敬意を示した。
宮沢は「たそがれ清兵衛」(2002年)、「紙の月」(14年)に続き3度目の最優秀主演女優賞。事前に収録した映像で「この役で、生きることの貴重さ、こうしてたたえられることのありがたさを教えてもらっているような気がします」とコメントした。