桑田「身に余る光栄」初の朝ドラ主題歌 昭和感じさせる楽曲
サザンオールスターズの桑田佳祐(61)が4月3日から始まるNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌を担当することが3日、分かった。タイトルは「若い広場」。NHKが発表した。
「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」でソロデビューしてから30年。朝ドラ初体験となる桑田は「主題歌のお話を頂戴し、身に余る光栄でございます」と喜んだ。1956年生まれとあって、東京オリンピックが開催された64年から始まる同世代の物語には大いに共感している様子。「自然と自分自身の人生を今一度たどっていくような感覚とともに、夢と希望にあふれた日本の未来に思いをはせながら、歌詞をつづりました」と思い入れたっぷりだ。
「ひよっこ」は、高度成長期の真っただ中で地方から集団就職で上京したヒロイン・谷田部みね子(有村架純=24)が、懸命に働き自らの殻を破って成長する物語。「若い広場」もどこか昭和を感じさせる、温かい楽曲になっている。情緒あふれる主題歌は、昭和から現役として歌い続けている桑田ならでは。
有村は「ゆったりした曲調がこの物語をフワーッと想像させてくれ、暖色系の明かりが自分を包み込んでくれているような、そんな感覚になりました」と早くも魅了されている。歌で有村をサポートする形になる桑田は「古き良き日本の情感のような物も、合わせて感じていただけますと幸いです」とコメントした。