石原良純、父・慎太郎会見に「準備不足」
俳優の石原良純が6日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、3日行われた父で元都知事の石原慎太郎氏の会見について「違和感あった」「準備不足」とコメントした。
番組では、3日に行われた石原氏の会見について特集。その中で、豊洲の用地買収について浜渦副知事(当時)に一任していたが、会見にあたって浜渦氏に聞き取りを行っていなかったことや、東京ガスの瑕疵担保の放棄を認めた書類に判を押していることに「記憶にない」としゃべったことを“会見ポイント”として取り上げた。
月曜レギュラーの良純はコメントを求められると、浜渦氏に聞き取りをしていないことについては「なんで話をしていないのかなと違和感を覚えた。現役の政治家ではないが、連絡がとれないことはないと思う」と、会見の“肝”となる人物に合わなかったことを不思議がった。
そして、石原氏が会見を前に「果たし合いに行く侍の気持ち」などと語っていたことに「性格的な部分でじっとしていられないから(会見に)出掛けたが準備不足」「会見をするからには内容がないと。ここを聞いていなかったのか(という思い)」と、父の準備不足を指摘した。
さらに瑕疵担保責任放棄の書類に判を押したことを「記憶にない」としたことにも「もうちょっと経緯を話してもらわないと。記憶にないなら(当時関わった人に)話を聞かないと。一番重要なところ。聞いていて皆さんもわかりにくかったと思う」と語った。
更に良純は「政治家石原慎太郎のファンだったから、色々な面を見てきて、良い面悪い面両方あった。興味あることとないことを本当に選別していた」と振り返り、「(豊洲の優先順位は)低かったけどそれだけでは済まなくて、動いたお金が巨額になったとき、ここでは政治家石原慎太郎のある種、限界だったのかなと思った」とも発言した。
ただ、これだけ父親が攻撃されることに「一つだけ、余計ですけど、これだけ言われて毎日毎日でてくるのは応援してきた人間としては辛い」と家族としての心情も吐露していた。