森山良子 涙声でいとこ・かまやつさん追悼「彼の闘志が砕けて悲しい」
歌手の森山良子が6日、ラジオ「森山良子のオールナイトニッポンMUSIC10」(ニッポン放送)で、1日に膵(すい)がんで亡くなった、いとこのムッシュかまやつ(本名 釜萢弘=かまやつ・ひろし)さんについて思いを語った。
番組冒頭で「私事ではありますが、私のいとこ、ムッシュかまやつ、3月1日、亡くなりました」と報告した。「同じ音楽の世界にいた、母同士がきょうだいという…。私たちはかなり仲のいいいとこで、ずっと長い間一緒に苦楽を話し合いながらやってきた者同士として、とってもとっても残念で、最後までもう1度音楽に復帰すると言っていた彼の闘志が砕けてしまって悲しいです」と、時折、涙声になりながら語った。
天国のかまやつさんを「最後まで現役のミュージシャンとして生き切ったムッシュをとっても誇りに思っています」と思いやった。「ちょっと鼻が出てきてますけど…」と悲しみを隠すかのように語りながら番組を進行させた。
この日の1曲目は、リスナーのリクエストから、ローリングストーンズの「黒くぬれ!」。ローリングストーンズの楽曲は、かまやつさんが病気療養に入りじっくりと聴くことが多かったといい、森山は「ローリングストーンズってこんなうまかったの?悔しい!」とかまやつさんが叫んでいたことを紹介して曲をかけた。
また、かまやつさんから「俺が死んでもビービー泣くんじゃない、俺が死んだらへらへらしてろよ!といつも言われていました」というエピソードも明かした。