たけし「お迎え早く来ないかな」 94年のバイク事故の手術詳細も語る
タレントのビートたけし(70)が6日、日本テレビ系で放送された「成功の遺伝子」に出演。「お迎えが早く来ないかな」と思っていることを淡々と明かした。
たけしは1994年8月にバイクで事故を起こし、右頭部陥没骨折と脳挫傷などの大けがを負い、生死をさまよった。顔の右半分が陥没したようになった大事故だった。
当時を振り返り、「顔はこっち(右側)をつないで、骨入れて、チタンで固めて。鼻の下に鉄の棒が入った」と手術の詳細を告白。「1、2カ月たって(顔の)骨が固まったら、これ(鼻の下に入れた棒)を抜かなきゃいけない。グーッっと抜かれたら、お医者さんが『どうですか?』って。(オレは)『おでんの気持ちがよく分かった』って」とジョークで切り返したやりとりを明かし、笑った。
生死をさまよう事故に遭ったたけしは、「いつでもお迎えが早く来ないか、って」思っていることも明かした。人生を「エベレスト」に例え、「頂上を目指して登ってる、ここ(この時)なら死んでもいいんだよ。(山を)下りてくる時は死にたくない」と表現していた。