歌手の森山良子（６９）が６日、ニッポン放送「オールナイトニッポンＭｕｓｉｃ１０」に生出演し、いとこで１日に死去したムッシュかまやつさん（享年７８）を悼んだ。かまやつさんは森山の自宅に滞在しながら通院していたこともあり、冒頭から涙声だった。

　「私ごとではありますけど、ムッシュかまやつが３月１日に亡くなりました。同じ音楽の世界にいた、母同士が姉妹というかなり仲の良いいとこで、長い間一緒に苦楽を話し合いながら、やってきたもの同士としてとっても残念」と無念の思いを吐露。それでも、生涯現役を貫いた姿を間近で見ていた森山は「ミュージシャンとして生ききったムッシュを誇りに思います」と力強く言い切った。

　番組では、晩年にかまやつさんが「カントリーをやりたい」と話していたことや、「俺が死んでもビービービービー泣くんじゃない。へらへらしてろよ」と言われたことなどを明かした。また、かまやつさんが作詞作曲したザ・スパイダースの「フリフリ」、ムッシュかまやつｆｅａｔ．森山良子、森山直太朗の「懲りない二人」などが流された。

　かまやつさんに捧げたこの日のラスト。森山は「心の美しい人だった」と人柄を絶賛し、「ムッシュ、またね。会おうね。バイバイ、ありがとう」と天国へ言葉を送った。