リンゴ「アホか」より「バカじゃない」の方が傷つく 関西で放送されない番組内
女性漫才コンビ・ハイヒールのリンゴが7日、火曜日のレギュラー・コメンテーターを務めるフジテレビ系「ノンストップ!」(月~金曜、前9時50分)で、人から言われる言葉で、「アホ」は傷つかないが、「バカ」は傷つくとコメントした。2012年4月から始まった同番組は関東広域圏、東北、中部、中国、四国、九州各地区のフジテレビ系局で放送されているが、「アホ」が日常会話で多用される関西地区では放送されていない。
番組では東京出身の視聴者からの投稿で、「関西人の義母から『アホ』と言われて劇的に傷ついた」という投稿があった。その投稿には「アホ」に次いで、「邪魔くさい」「ややこしい」の言葉にも傷ついたなどと記されていたが、夫とともに関西へ転居した後は、「アホ」などの言葉に深い意味がないことを知り、義母への誤解が解けたことも加えられていた。
番組ではリンゴが視聴者が挙げた言葉について、「1日に10回以上は言いますね」と語り、「逆に『バカじゃない』とか言われたら、ホンマに傷つきますね」と話した。これを聞いた火曜日レギュラーのお笑いタレントで吉本新喜劇の座長を務める小籔千豊も、同じ大阪出身のリンゴに同調するように「小学校の時、母親に熱があると伝えたら『アホちゃうか、腹出して寝ているからや。薬飲んで寝とけ』と返された」と語った。
これを2人の間で聞いていた埼玉県出身のレギュラーMC、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統は「『邪魔くさい』という言葉にはドキッとくる」とコメント。リンゴが「面倒くさいという意味」と説明すると、設楽は「そうか~」と感心しきり。小籔は「知らんかった?」と逆に驚いた表情。設楽はこのトークを「ふーん」と言って締めながら、同じ意味の言葉でも受ける人の出身地によって感じ方が違うことを再認識した様子だった。