井上謝罪会見【一問一答4】石田と「しっかりとした漫才を…」
昨年12月に接触事故を起こしながら現場を立ち去った件について、不起訴処分が決まったお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が7日、都内で会見を行った。SNS上でファンから「ずっと待っています」などと励まされたことに涙ながらに感謝し、再び漫才を「しっかりとした漫才を石田くんと一緒に、頑張れたらなと思います」と再出発を誓った。
【一問一答4】
-石田以外からおしかりはあったか。
「よしもとのたくさんの先輩からいろんなおしかりをいただきました」
-例えばどのようなものがあったか。
「僕の中では全ての方々の言葉がすべて強く胸に刺さっていますし、全ての先輩方からいただいた言葉が僕の中では大切な言葉だと思っています」
-お笑い芸人として心境に変化は。
「見ていただく方や応援していただける方がいらっしゃって、はじめてお笑いというお仕事が成立いたします。そういう部分ではファンの方々であったり、テレビをご覧になっているたくさんの方々に、不快な思いもさせたでしょうし、本当、申し訳ないという気持ちでいっぱいになりましたし、だからこそ、これからまたいつになるか分かりませんが、お仕事をさせていただけるようになった時には、テレビをご覧になってらっしゃる皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、一つ一つ目の前のことを頑張っていけたらと思います」
-芸風は変わりそうか。
「そういう部分は、まだ考えが及ばない部分もあります。今後また、石田くんといろいろ話して、考えていけたらなと思います」
-復帰となれば、お笑いをしっかりやるのか。
「NON STYLEを見たくて劇場などに足を運んでくださる方にも、せっかくチケット代を払って劇場に足を運んでいただくので、NON STYLEを見られて良かったなと言ってもらえるように、漫才やいろんなお仕事を頑張らせていただきたいと思います」
(続けて)「いつか(ケガを負わせた)タクシーの運転手さんにも笑っていただけるように、自分1人の力ではなにぶん力が及ばない部分もあると思いますので、相方の石田くんにも助けていただいて、相手の方に笑っていただけるように頑張れたらなと思います」
-謹慎中は家から一歩も出なかったということだが、その時の感覚は。
「警察にお話しをする時以外は一歩も外に出なかったので、短いか長いかで言われると、そういう感覚自体がなかったと言いますか…。もうこのままずっと、外に出ることはないのかもな、みたいな気持ちでいました」
-漫才をやりたい気持ちは。
「石田くん、世間の皆さまから許していただけた時に、漫才をもう一度しっかりやりたいと思いますし、謹慎している間もファンの方がSNSなどでコメントをくださって、ずっと…(涙)待っていますのでというコメントなどもファンの方からいただきまして、そういうファンの方々のためにも、しっかりとした漫才を石田くんと一緒に、頑張れたらなと思います」
-石田に伝えたいことは。
「本当に、石田くんには申し訳ないことをしましたし、石田くんが『井上の人生は僕の人生の一部でもある』と言っていただいて、逆もそうで、石田くんの人生は僕の人生の一部でもあるので、そういう面では今回、石田くんに、石田くんの人生の面で本当に迷惑をかけてしまったと思いますし、これから石田くんにも許していただき、いつか何年後、何十年後になるか分かりませんけど、いつか、石田くんから相方が、井上で良かったなと言ってもらえるように、頑張りたいと思います」
-3カ月の間、お酒の量が増えたという話を聞いた。この間の心境はどうだったのか。
「事故直後、正直、食事ものどを通らず、睡眠もできない日々が続いていまして、そういう面でお酒に頼り、睡眠を促すようなことはありましたが…。今年に入り少しずつ自分の気持ちも、少しずつではありますが落ち着いてきてからは、体の面であったり、そういう面で健康面を気遣ってくれる先輩方もいらっしゃいましたし、石田くんから僕自身、喉が謹慎以前に調子が良くなかったこともあって、謹慎期間に喉の方を治せよと言っていただいたこともあったので、今年に入ってからはお酒の量が増えたということはなかったです」
-前に進めそうか。
「本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしてしまっているので、すぐに気持ちを切り替えてというわけにはいきませんが、少しずつ少しずつではありますけれども、前向きに自分自身、ゼロから始められるように頑張れたらなと思います」