AKB 東日本大震災被害者に黙祷 まゆゆ「これからも尽くしていきたい」
アイドルグループ・AKB48のチームBが11日、東京・秋葉原の専用劇場で公演を実施。2011年3月11日に東日本大震災が発生してちょうど6年目のこの日、公演中に震災被害者へ向けて黙とうをささげた。
この日は通常の公演に加え、AKBグループによる東日本大震災の復興支援プロジェクト「誰かのために」の一環として、プロジェクトのテーマ曲「誰かのために」と、復興応援ソング「掌が語ること」を歌った。
渡辺麻友(22)は「東日本大震災の発生から、今日で6年がたちました。皆さまの記憶の中からも次第に薄れていき、話に上がることも少なくなっています。そうした中でも、この3月11日という日を忘れないようにするために、支援活動である『誰かのためにプロジェクト』を、これからも私たちは続けていきたいと思います」と決意を表明。「その中でも、私たちにできることは、歌や踊りを通して笑顔と元気を届けることだと思っているので、これからも精いっぱい尽くしていきたいと思います」と話した。
震災発生時刻の午後2時46分を迎えると、柏木由紀(25)が「震災で被害に遭われた皆さまに謹んで哀悼の意を表し、ここで黙とうをささげさせていただきたいと思います」と告げ、チームBの16人と、この日夜に同所で出張公演を行うHKT48・ひまわり組の16人が1分間、黙とうをささげた。
AKBグループのメンバーは今月4日、岩手、宮城、福島の被災地をそれぞれ訪問。福島を訪れた柏木は「私は福島に行くのは3回目なんですけど、2011年のクリスマスに行って、『また来るね』っていう話をしてて、今回その約束を果たせてうれしかったです。まだまだ私たちにもできることがあるなって思いました」と笑顔で明かした。
この日はSKE48が名古屋・栄の専用劇場で、NGT48は新潟市の専用劇場で公演を行い、各16人が、NMB48は京セラドーム大阪で「誰かのために」プロジェクトのチャリティーイベントを行い、56人が、それぞれ同時刻に黙とうをささげた。