WEST桐山 舞台「アマデウス」に新しい風吹き込む 大御所・幸四郎と本格共演

 ジャニーズWESTの桐山照史(27)が、歌舞伎俳優・松本幸四郎(74)が主演・演出を務める舞台「アマデウス」(9月24日~10月9日、東京・サンシャイン劇場)に4代目・モーツァルト役で初出演することが12日、分かった。桐山は大御所・幸四郎と舞台で本格共演する初のジャニーズとなる。「アマデウス」は2011年以来6年ぶりの上演。今公演中に通算450回を迎える歴史ある舞台に、桐山が新たな風を吹き込む。

 1982年に幕を開けた伝説の作品に名を残す。

 2015年2月の「ブラッドブラザース」以来、2年7カ月ぶりの舞台で大役を担う桐山は「伝統を守りつつ『桐山が入った事によって新しい風が吹いた』と言っていただける様、ヤンチャで明るいが、どこかに闇を抱えるモーツァルトを精いっぱい演じたい」と熱く意気込んだ。

 老いたサリエーリ(幸四郎)がモーツァルトの暗殺を告白する現在(1823年)と、過去の回想を描く物語。桐山は巻き髪カツラ姿で、浪費家で喧嘩好きな天才作曲家として、幸四郎と対峙する。モーツァルト役は初演から86年まで江守徹(73)、93年から04年まで幸四郎の長男の市川染五郎(44)、11年の前回は武田真治(44)が演じてきた重要な役だ。

 「ブラッド-」やNHK朝ドラ「あさが来た」(15年後期)の演技力を買われ抜てきされた桐山は「見た目も生き方も全然違うので『僕で大丈夫ですか?』と聞いてしまったぐらいビックリ」と驚きながらも大喜びした。

 通算438回上演された舞台は初演開催地・サンシャイン劇場で450回を迎える。幸四郎は来年1月に二代目松本白鸚を襲名するため、この舞台は現在の名で出演する最後の現代劇となる。桐山は「ご一緒できる事に喜びと不安、焦りと楽しみと…いろいろな感情でいっぱいですが、幸四郎さんの演出を受けて多くの事を学ばせていただきたい」と8月開始の稽古に思いを寄せた。

 大阪、福岡でも公演。

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