本名の能年玲奈から改名した女優・のん（２３）が、故郷の兵庫県神河町の観光ＰＲビデオに出演する方向で調整が進められていることが１４日、分かった。同町の担当者は、のんが「故郷の役に立てれば」と意気込んでいると説明した。

　同町は昨年１２月下旬から公式サイトに「神河町は『のん』ちゃん（本名‥能年玲奈さん）を応援しています。」という文章を掲載。現在、スキー場の観光ＰＲビデオの制作を行っているといい、６～７月頃の完成を目指している。

　関係者によると、昨年１１月下旬、のんの親族が同町観光協会に、のんが声優を務めた映画ポスターの掲示を依頼。それを受け、同町がのん側と接触を始めた。同町が「のんを応援している」と打ち出したい旨、打診したところ、のん側は快諾したという。

　同町の担当者によると、のんはこれまで出身地に関して、詳細を公式発表していなかったといい、同町サイト掲載で発表となった。のんとやりとりしている担当者は、「のんちゃんは故郷の役に立てればと前向きに話している」と明かした。