読テレ「ミヤネ屋」にも危機感、系列連携強化へ…前週に関西で3日連続5%台

 読売テレビは15日、大阪市内で春の改編発表を行った。同局制作の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に関して同局は、今後は日本テレビ制作の前番組「ヒルナンデス!」との連携策を打ち出すなど、激戦となっている午後の情報番組戦争への危機感を示した。

 「ミヤネ屋」は関東地区では現在もおおむね視聴率7~8%で推移して優勢を保っているが、お膝元の関西地区では3月に入り、4度、5%台に降下。前週3月8日~10日には3日連続の5%台となり、いずれも対抗番組のフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」(1部)を下回る“波乱”も。

 今週に入り6~7%台に回復してはいるが、松本拓也編成部長は春以降の午後帯に関して「ミヤネ屋は11年目となりましたが、NHKさんも生番組化され、さらに熾烈な時間帯になってくる」と警戒。すでに「ヒルナンデス!」で関西ロケの企画があり、今後も「ヒルナンデス!」-「ミヤネ屋」の連動をはかり、「うちも日本テレビの番組も含めたプロモーションも展開したい」と系列での強化策を示した。

 また対抗のフジ系の「バイキング」-「グッディ!」の連動に関しては、「バイキング」が時事ネタや芸能スキャンダルをテーマにした議論形式に移行したことを挙げ「『バイキング』さんが関西地区で親しまれつつある。関西の方の好みにマッチングして、数字を持っていることは否めない」と分析した。

 (数字はビデオリサーチ日報調べ)

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