海老蔵、渡瀬さんは「カッコよく素敵な先輩」ブログで偲ぶ 大河「武蔵」で共演
歌舞伎俳優の市川海老蔵が16日、「渡瀬恒彦さん」のタイトルで自身のブログを更新し、多臓器不全のため14日に亡くなっていた渡瀬さんを「本当にカッコよく素敵な先輩でした」としのんだ。
海老蔵は、自身が主演したNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」(2003年)で渡瀬さんと共演していた。
20代当時の自分を「血気盛んの血気ボーボー」と表現した海老蔵は、撮影当時、ロケ先で渡瀬さんに食事に連れていってもらった際の思い出を記した。渡瀬さんは海老蔵に「初めてだよ!」「オレと一緒でどうをとるやつは初めてだ!」と声をかけてくれたという。海老蔵は「なんすか?どうをとるって?」と質問。「臆することなく聞いた無礼に優しく強くこたえて下さった事とか、、、」と、大先輩との楽しかったやりとりを思い起こした。
大河の主演をつとめる心構えもアドバイスされたといい、テスト段階から気合十分の海老蔵に対して、渡瀬さんが「本番キチンとやればいいんだよ。主演がずっとやっていたら、周りも一年間やる事になる」「他のドラマと違い一年間の長丁場だから」と諭してくれたことも明かし、「全てを思っての大人の優しい言葉でした」と感謝。最後に「この度のこと、ショックでした、、」と記した。