渡瀬恒彦さん出演のテレ朝「9係」代役立てず放送へ
映画「仁義なき戦い」シリーズや「南極物語」、ドラマ「十津川警部」シリーズ、「おみやさん」などに出演した俳優の渡瀬恒彦(わたせ・つねひこ、本名同じ)さんが14日午後11時18分、多臓器不全のため都内の病院で死去した。72歳。主役も脇役も自在にこなす演技力で、兄の俳優・渡哲也(75)にはない魅力を発揮し人気を博した。葬儀・告別式などは親族のみで行う。喪主は妻い保(いほ)さんが務める。
テレビ朝日は「警視庁捜査一課9係season12」と、今月25、26日の特別ドラマ「そして誰もいなくなった」は予定通り放送することを発表した。同局によると、「9係」は、2月から入院していた渡瀬さん抜きで第1、2話収録したという。故人が演じた係長の代役は立てない。「キャストに変更はない。放送をみていただければ」と今後、どのような形で主役の係長を描くかは検討している最中だ。