ＮＨＫが平日午後に新設する情報生番組「ごごナマ」（４月３日スタート、総合、月～金曜、後１・０５）で、ＭＣを務める船越英一郎（５６）、美保純（５６）ら７人の出演者が１７日、都内で会見した。月～木曜担当の船越と美保は、生放送の情報番組のＭＣに初挑戦となる。

　美保は現在、ＴＯＫＹＯ　ＭＸの「５時に夢中！」で水曜コメンテーターを務め、そこでの過激発言がネット上などでたびたび話題となっている。「私は意外と生放送に強いと思った。“何を言っても許されキャラ”などと書かれている」と語るなど、その存在を確立しつつある。

　収録のバラエティー番組では、発言がカットされることが多いが、今回はお堅いＮＨＫの生放送。「芸能生活３６年目にして、私のキャラクターを全国に分かってもらえるチャンス」と、過激発言のスタンスは変えるつもりはない様子。ただ「下（ネタ）とかは、寸止めに慣れている。そこは超えないと思う。訓練されたので。ただ“あれだよね”と言ったら、見ている人が“あれか！”と分かるように、信号を送りたい」と、ギリギリのラインで勝負していくつもりだ。

　一方、「２時間ドラマの帝王」の俳優として長く活躍してきた船越も今回はトークで「昼の帝王」に。台本ありの仕事からフリートークの現場となり「うっかり何か言ってしまう。でもこちら（ＮＨＫ）はそういう場所。（自分は）台本あることに慣れている。言ったことは、番組が責任を持って謝ってください」と、早くも予防線を張っていた。

　今回のＭＣ就任にあたっては、同じＮＨＫで朝の情報番組「あさイチ」のＭＣを務めるＶ６井ノ原快彦（４０）と食事を共にしたという。井ノ原とは、２０１２年にドラマで親子役として共演して以来、親交があるそうで、食事しながら「ＭＣについていろいろ聞き出した」という。「今回のことで、自分の肩を押してくれた１人です」と感謝していた。

　番組は「オトナの井戸端、つくりました」がテーマ。「うちのリビングから届けるような番組にしていく。蒸す香椎話題は他局で。のんびりした気持ちで見てほしい」とアピールした。

　ほかに月～木曜に阿部渉アナウンサー（４９）、金曜日は大阪から藤井隆（４５）、濱田マリ（４８）、西川きよし（７０）がＭＣで出演。金曜午後３時台の「ごごウタ」コーナーの司会は小堺一機（６１）が務める。