加山雄三「騒音性難聴」明かす 趣味の船のエンジン音が原因
歌手で俳優の加山雄三(79)が大衆芸能の奨励と振興を図ることを目的とした「第33回浅草芸能大賞」を受賞し、18日、東京・浅草公会堂で行われた授賞式に出席した。
加山は昨年芸能生活55周年を迎えた。受賞理由は長年の音楽活動や創作活動に加え、今も現役でロックフェスに参加していることなどが評価された。加山は「これまで大賞というものをいただいたことがありません。レコード大賞も岩谷時子賞も特別賞でした。若大将という“たいしょう”はありましたが…」とあいさつし、場内を沸かせた。
加山は4月で80歳を迎える。さすがに「物忘れがひどくなった。聞き間違いが多くなった」というものの、それ以外は特に問題はないという。「メガネは必要ないです。耳がちょっとね…騒音性難聴なんです。バリバリに音楽をやっていたのと船のエンジン音が原因らしいです」と若いころからの趣味で、現在の生きがいでもある船の影響で難聴になったことを明かした。
会場からは加山の代名詞である「若大将」の声援が飛び交い、加山は18作出演し、60年代に爆発的人気を誇った映画「若大将シリーズ」を振り返った。加山は「あんなに女の子にもてたらいいなと思ってました」と当時の本音を披露。劇中に登場する京南大学を「(存在を)信じて探したアーティストがいるんです。谷村新司です」とニヤニヤしながら明かしていた。