小倉智昭氏、石原氏の「ひらがな忘れた」に驚きの声

 フジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜、前8時)の小倉智昭キャスターが21日の同番組で、東京・築地市場の豊洲への移転問題で、石原慎太郎元都知事が都議会の調査特別委員会(百条委員会)での証人喚問で「ひらがなさえ忘れました」と発言したことに、驚きの声を上げた。

 番組では証人喚問でのやり取りをまとめたVTRを放送した。役職名を「作家であります」とし、「2年ほど前に脳梗塞を患いまして。いまだに後遺症に悩んでおりますけど、左腕が使えませんで、字が書けませんし、絵も描けません」「私は全ての字を忘れました。ひらがなさえ忘れました」と、脳梗塞の影響で記憶が失われた部分が多いと説明したシーンも取り上げられた。

 スタジオでVTRを受けた小倉キャスターは「作家ですとはっきりおっしゃって、しかし、病気のせいで、ひらがなを含む文字は忘れてしまいましたとおっしゃったので驚きましたけどね」と語った。さらに、政治アナリストの伊藤惇夫氏に対して、「伊藤さん、作家の仕事できないということなんですかね」と話題を振った。

 伊藤氏も「ついこの間ベストセラー出されたばっかりなんですけどね。ワープロなら打てるというようなこともおっしゃってましたけど」と石原氏が田中角栄元首相について執筆した「天才」を引き合いに発言。「記憶にないということを後付けするための理由づくりを先にやられたのかなと。記憶にないと言うたびに批判を受けてますから、その理由はこういうことですよということを事前に言ったのかなという感じがします」と自身の見解を述べた。

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