脳科学者の茂木健一郎氏が２２日、フジテレビ系「バイキング」のインタビューに応じ、日本のお笑いや芸能界を批判した自身のツイッターでの発言について「お笑い界を応援したい」という思いからだったと説明した。

　茂木氏は自身のツイッターで「日本の『お笑い芸人』のメジャーだとか、大物とか言われている人たちは、国際水準のコメディアンとはかけ離れているし…本当に終わっている」などと、日本のお笑いを批判。また日本の芸能界についても「芸能村の人たちがテレビであれこれ非難するのはほんとうに見苦しい。日本のテレビがオワコンであることを益々感じさせる」などともつぶやいていた。

　このつぶやきの真意について、番組では茂木氏にインタビュー。お笑い芸人が終わっているなどと発言したことには「日本のお笑いは好き」と前置きした上で「お笑いは世界規模で行われていて、日本の芸人さんもニューヨークに挑戦とかなっている。そろそろ日本のお笑いも変わらないともったいない。今回の発言を芸人さんがどういう風に受け止めてくれるかが楽しみだった」と説明。過激な発言が「結果として掟破りとなった」としたが「それぐらいお笑い界を応援したい。それぐらいお笑いは人間にとって大事という気持ち」と訴えた。

　また「芸能村」発言について、以前、同番組で坂上忍が猛反論したことに「坂上さんのことを言ったわけではない。坂上さん現場で毎日頑張っているのはすごいと尊敬している。すみませんでした」と全面謝罪した。

　だが番組に出演していた“芸能村”の人たちの反応は冷ややか。坂上は「芸能村の人間ですから、ぼくも入っている」と言えば、梅沢富美男も「特定の名前言ってないって、お笑いって言葉使ったら、特定の人に入ってるだろ。本当にこいつ脳科学者なの？」とバッサリ。おぎやはぎの矢作兼も「テレビで通用しなかったから悪口いうんでしょうね」と切り捨てていた。