研ナオコ骨折…舞台上演中に転倒 緊急入院、手術へ「復帰には40~50日」
歌手でタレントの研ナオコ(63)が、21日に甲府市のコラニー文化ホールで行われた舞台「アッ!とおどろく夢芝居」の上演中に転倒、大腿(だいたい)骨を折る大けがを負い緊急入院していたことが22日、分かった。所属事務所が発表した。研は22日に帰京、都内の病院で詳しい検査を受けた結果、「右大腿骨頸部(けいぶ)骨折」と診断された。今後は手術などを行うため、芸能活動を長期休養することになる。
関係者によると、研がけがをしたのは21日夜の舞台の第1部・芝居編。俳優・梅沢富美男(66)が主演の芝居で、妹役を演じていた研は、畳の部屋での家族のシーンの最中に足を滑らせて、転倒した。衣装は「半現代劇」のためモンペ姿で、動きにくい服装ではなかったが、突然足を取られた形で腰から落ちたという。
激しい痛みで立ち上がれず、梅沢に抱えられて舞台袖に退出。車いすに乗ることもできず、そのままストレッチャーに乗せられ、甲府市内の病院に救急搬送された。
22日朝にはかかりつけ医に紹介された東京の病院に移動。詳しい検査の結果、「右大腿骨頸部骨折」で、「長期の治療を要する」との診断が下った。
事務所関係者によると、研は現在も歩行できる状態でなく、手術が必要。本人も、過去にこれほどの大きなけがの経験がなく「ショックを受けている」といい、「残念な思いと、関係者やお客さまに申し訳ない思いを抱えているようです」(同関係者)と説明した。
この日午後には所属事務所が報道各社にファクスを送り、「公演を楽しみにしてくださっていた皆様、公演関係者の皆様には多大なるご迷惑をお掛け致しますことを深くお詫び申し上げます。本人はとても申し訳ない気持ちでおり、1日も早い復帰に向け治療に専念する所存でございます」と謝罪した。
研は今後、入院、手術などを予定しているが、事務所関係者は「手術の後のリハビリも含め、復帰には40~50日はかかるのではないでしょうか」と話している。