籠池氏、はしご外されたのは「大阪府知事」 相談もちかけた政治家の具体名も

 「森友学園」に国有地が格安で売却された問題で、学園理事長の籠池泰典氏の証人喚問が23日、参院予算委員会で始まった。籠池氏は共産党の小池晃議員の質問で、小学校の設置基準の緩和について相談した政治家について東徹氏(日本維新の会)、すでに引退した北川一成氏、柳本卓治氏(自民党)の名前を挙げた。また、はしごを外されたと思う政治家について、「大阪府知事」と即答した。

 質問に立った小池議員から「3月10日の会見で大阪府の(小学校)設置基準規制緩和に4年ほどかかったと仰られてる。政治家に協力は?」と質問され、籠池氏は「東徹議員です」と証言。小池議員は「その他に籠池さんから働きかけた政治家は?」の質問に「もうお辞めになりましたが国土副大臣の北川一成先生、柳本卓治先生」と具体名を挙げると他の議員からはどよめきも上がった。

 続く山本太郎議員の質問で、はしごを外されたと思う政治家の名前を問われると「大阪府知事です」と即答。「他にはいませんか?」と重ねて聞かれると「大阪府知事です」と念を押すように答えた。

 証人喚問は午後12時20分に終了した。

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